20代後半になると急にできやすくなる、フェイスラインや首、顎にできる大人ニキビ。
あなたもフェイスラインにできたニキビや、ニキビ跡に悩んでいませんか?
フェイスラインにできるニキビはホルモンの影響が強く出る場所。
自分でコントロールできないことが原因でニキビが繰り返している可能性もあるので、治しにくいし、そのせいでニキビ跡になりやすいので厄介です。
そんな、フェイスラインニキビの原因と治し方について紹介していきます。
フェイスラインばかりニキビを繰り返している方や、赤いニキビ跡をどうにかして改善したい方はご覧ください。
フェイスラインにニキビができる5つの原因
フェイスラインにニキビができる原因は大きく分けると5つあります。
- ホルモンバランスによる影響
- 保湿不足による乾燥
- 雑菌や汚れが肌に刺激を与えている
- 虫歯や便秘など体内環境によるもの
- 男性特有の原因(ヒゲ剃りや思春期)
もちろん、食事のバランスが悪かったり、睡眠時間が足りないなどもニキビができる原因になりますが、フェイスラインばかりできる場合は上記のことが関係してきます。
では、それぞれの原因について、詳しく説明していきます。
1.ホルモンバランスの乱れによる影響
フェイスラインにニキビができる大きな原因がホルモンバランスの乱れ。
思春期の場合は、成長ホルモンの過剰分泌が原因ですが、大人になってからのニキビは食生活や睡眠不足、ストレスなどによる生活習慣がホルモンバランスを乱す原因に。
男性ホルモンが増えると、角質が厚くなり、毛穴が狭くなるうえに皮脂の分泌も多くなるので、皮脂や汚れが溜まりやすくなるので、ニキビが増えやる原因の一つ。
ちなみに、ヒゲが生える口周りや顎、フェイスライン、首に影響しやすいですね。
男性ホルモン以外に、ホルモンバランスを大きく乱すのが生理前。
生理前になると女性の身体は、赤ちゃんを迎えれるように黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されるのですが、このホルモンは男性ホルモンと似たような性質を持っています。
また、生理前になるとPMS(月経前症候群)の症状が強い方はイライラしたり、感情の起伏が激しくなるのもニキビを増やす原因になってますね。
生理前に繰り返しニキビができる方は、こちらも参考にしてください。
2.保湿不足による乾燥
次に考えられるのが、角質層の水分量が少なくなったことによるバリア機能の低下。
フェイスラインを含む、顔の下半分は皮脂分泌が少ないうえに、年齢を重ねるごとに皮脂量が減るので、保湿を怠ると乾燥しやすい場所です。
大人ニキビを治すには「保湿」がものすごく大切になってきます。
「私はしっかり保湿しているのに!」って思うかもしれませんが、保湿成分が入っていない化粧水を使ったり、ゴシゴシと洗顔していませんか?
日々のクレンジングや洗顔による摩擦が強いと、保湿してても肌のバリア機能は低下します。
まずは洗顔方法を見直してみることと、化粧水だけだと一時的な水分補給にしかならないので、美容液やクリームで蓋をして、しっかり保湿していきましょう。
関連記事大人ニキビにおすすめの洗顔料8選!!正しい洗顔料の選び方
3.雑菌や汚れによる肌への刺激
意識しないと気付きませんが、フェイスラインは外からの刺激が受けやすい場所です。
例えば、
- 手で触ったり、頬杖をついてしまう
- ストールやマフラーがこすれる
- 頬に付けながら電話をする
- カバーを洗ってない枕で寝ている
- シャンプーや洗顔料のすすぎ残し
- 髪がフェイスラインに当たる
- 男性の場合は、髭剃りによる摩擦
これらの外的刺激によって、角質が厚くなってしまったり、付着した雑菌が毛穴に入り込んでニキビを増やす原因になっている可能性もあります。
当てはまるものがあるなら、フェイスラインに刺激を与えないように意識してください。
4.虫歯や便秘がニキビの原因に!
聞いたことがあるかもしれませんが、体の悪い部分に毒素や老廃物が溜まりすぎると、内側では処理できなくなってニキビとして外に排出しようとします。
両方に言えることなんですが、体に不必要なものを放置するのはよくありません。
- 虫歯…放置して歯茎が炎症を起こすと膿が溜まる。
- 便秘…便が腐敗して、毒素を出すようになる。
毒素の排出だけでなく、虫歯の痛みや便秘の不快感によるストレスによって、ホルモンバランスが乱れるので、虫歯がある場合は早く治し、便秘も改善していきましょう。
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5.男性特有の原因
男性の場合、上記以外にニキビができる原因が2つあります。
- 思春期に大量に増える男性ホルモン
- 髭剃りによる刺激で角質が厚くなる
男性はそもそも男性ホルモン(テストステロン)が多いのですが、急激に増え始めるのが第二次性徴期。男子の場合は9歳半~11歳から始まり、約5年間続きます。
大人の男性の場合も、思春期に比べたら皮脂量は減りますが、それでも女性に比べると皮脂量が多く、肌の水分量が少ない肌質。
さらに、仕事によっては毎日髭を剃ることになるので、フェイスラインのバリア機能の低下と角質層が厚くなるので、ニキビの原因に。
肌のケアをしない男性も多いですが、髭剃り後のケアは当たり前として、普段から化粧水やクリームなどのスキンケアを行いましょう。
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フェイスラインにニキビ跡を残さずに治す3つのポイント
ここからは、フェイスラインにできたニキビを治す具体的な方法を紹介します。
フェイスラインや顎は、肌の水分量が少ないので、ニキビが治りにくいし、赤いシミのようなニキビ跡が残りやすい場所なので、その辺を意識しながらケアしていきましょう。
1.根本的なニキビ肌改善
ニキビ薬を使ったり、ニキビに有効な化粧水などを使うことで、ニキビが治るスピードは早くなりますが、根本的な原因を改善しなければ、いつまでも繰り返してしまいます。
当てはまるものがあれば、スキンケアと同時にそちらを改善していきましょう。
特に、“ホルモンバランスの乱れ”は、自分ではコントロールしにくいので、「ストレスを溜めない」「規則正しい生活をする」など、ホルモンバランスが乱れない生活をすること。
生理前ばかりニキビができる場合は、「命の母ホワイト」のような生理前~生理中の不調に効く薬を利用するのも効果的です。
その他の原因に関しても
- 保湿不足…洗顔方法の見直し、保湿力の高い成分配合のものを使う
- 肌への刺激…すすぎ残しをしない、汚れが肌に触れないようにする
- 虫歯や便秘…歯医者に行ったり、便秘を解消につながることをする
- 男性特有…皮脂ケアや髭剃り後のスキンケアをする
など、フェイスラインニキビに悪影響を与えているものを減らしていきましょう。
治しながら根本的な原因を改善することで、治りやすくなりますよ。
2.保湿成分の高いものを利用する
フェイスラインのニキビが治りにくく、赤いニキビ跡が残りやすいのは乾燥によって、肌の水分量が足りていないのが原因。
化粧水をバシャバシャ使うのがいいと思ったら大間違い。
本当に意味のあるニキビケアは角質層まで潤いが浸透する高保湿成分が配合されていることと、炎症を抑える有効成分が含まれていることです。
- 有名な保湿成分…セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリン
- ニキビに有効な成分…グリチルリチン酸、ビタミンC誘導体、アラントイン
大人ニキビの場合は、ニキビに有効な成分が入っていることだけでなく、保湿成分も含まれているものを選ぶのがポイント。
原因でもお伝えしましたが、肌を傷つけるような洗顔などにも気を付けてくださいね。
▶大人ニキビにはコレ!!おすすめの化粧水ランキングTOP10!
3.赤みのあるニキビ跡が残りそうならビタミンC誘導体
フェイスラインニキビで厄介なのが、赤いシミのようなニキビ跡が残りやすいこと。
ニキビと赤いニキビ跡の両方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ビタミンC誘導体は肌のシワやたるみなど、アンチエイジング目的以外にも
- メラニン色素還元、抑制作用によってシミの予防・解消
- コラーゲンの生成を促進させる
- 皮脂の抑制作用や炎症を抑える効果
があるため、ニキビやニキビ跡に悩んでいるなら、ぜひ使っていただきたいですね。
安いビタミンC誘導体もありますが、APPSやリン酸ビタミンCなど、浸透力の高いので、肌の奥が炎症して赤くなっているニキビ跡におすすめです。
▶ビタミンC誘導体化粧水おすすめ8選!!炎症ニキビ・ニキビ跡に◎
まとめ
最後に、フェイスラインニキビの原因と治し方のポイントをまとめておきます。
- ホルモンバランスを乱さないように、規則正しい生活を心がける
- 生理前にできやすいなら、薬やサプリに頼るのも◎
- シャンプーや洗顔料のすすぎ忘れなどをしない
- 虫歯や便秘など、体内環境の不調があれば改善する
- 「高保湿成分+ニキビに有効な成分」でしっかりケアする
- 赤いニキビ跡が残りそうならビタミンC誘導体を利用する
フェイスラインは肌の水分量が少なく、ニキビ・ニキビ跡が治りにくい場所なので早い段階でケアしていきましょう。
特に、環境の変化や人間関係などストレスによるホルモンバランスの乱れが強く出るので、ストレスの原因になっているものを改善、解消するように意識してみましょう。
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以上、フェイスラインにニキビができる原因と治し方になります。
最後までご覧いただきありがとうございます。